妻の実家で最後の物色

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いよいよ来週壊される妻の実家(移築後60年の古い家)に、先週に引き続き、陶芸家のMさんと一緒に
最後の物色に行きました。

先週はまだ、人が住んでいたので、置いてあるものを中心におとなしく貰っていったのですが、今週はもう、最後と言うことで、電動ドリルやバールを持ち込んで、取れるものは何でも取ってしまえとばかりに頑張りました(?)。

建具類は、Mさんがつくるギャラリー用に。掘りごたつの火鉢や、棚板など私の家にも入れられる小物はうちに。義理の母達も見たことがない、天井裏の物置からは、蚕を飼っていた竹製の網(?)や、背負子、鍬などを掘り出してきました。

男達が天井裏などに上がっている間に、妻はこそこそと、ドアの取っ手をドライバーで外していました。真鍮製(?)の、古い取っ手は、最近では見かけない形で、しかも何十年と使われ、年季が入って、いい感じの風合いになっています。また、子供の頃、おじいちゃん(故人、Hannaのひいじいちゃん)が、座って農作業をしていた記憶があると言う手作りの椅子や、手作りの小物入れなど、次々と汚いものを探し出しては、両親に「これ貰ってもいい?」と確認して、貰ってゆきます。
「そんな箱なら、もっときれいなのがあるよ」
などと、母は進めるのですが、「この汚いのがいい」といって、古い方を貰ってゆきます。

雨が降っていたので、2台の屋根のある軽ワンボックスに積めるだけの量しか貰えませんでしたが、はれていればユニック付きの大きなトラックで来て、建材なども貰ってゆきたいところでした。もし使えないものでも、薪としては使えるので・・・。

貰ってきた私たち夫婦も、Mさん夫婦も、もちろん貰えて嬉しかったのですが、両親にしても長年使ってきた家の部品が、産廃としてすれてられるのではなく、再利用されることに喜んでいました。見慣れた建具が使われている部屋が残ればやっぱり嬉しいですよね。

みんな嬉しくて良い一日でした。唯一、嬉しくなかったのは、両親はもちろん、一番の親友(?)のおじいちゃんまでが、忙しく動き回っていて少しも遊んでもらえなかったHannaでした。